『氷の城壁』に登場する栗木桃香(くりき ももか)は、雨宮湊(ミナト)に積極的にアプローチする1学年下の後輩です。
かわいらしい外見とは裏腹に、自分の恋を実らせるためなら積極的に行動する桃香。しかし、湊と親しい氷川小雪(こゆん)の存在によって、3人の関係は複雑に変化していきます。
「桃香は湊を本当に好きだった?」「湊も桃香を好きだったの?」「2人は何巻何話で別れる?」「失恋した桃香は最後どうなる?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、桃香は湊に本気で恋をして交際しますが、最終的には別れます。湊は小雪への気持ちを整理しきれず、原作11巻の第96~97話で桃香との関係に決着がつきます。
この記事では、桃香の恋心や小雪との関係、湊と付き合った経緯、別れた理由、失恋後の結末まで、原作の流れに沿って詳しく解説します。
📝 この記事のポイント
- 桃香は湊を好きになり、9巻終盤で交際を始める
- 湊は桃香と向き合おうとするが、小雪への気持ちを消せなかった
- 桃香と湊は11巻96~97話で別れる
- 失恋後の桃香は自分自身と向き合い、次の恋へ前向きな姿勢を見せる
- 湊は12巻104話で小雪と気持ちを通わせ、恋人になる
⚠️ ネタバレ注意
この記事には、原作漫画9~14巻の恋愛関係や結末に関するネタバレが含まれます。アニメで初めて物語を楽しみたい方はご注意ください。
【氷の城壁】桃香は湊が好き?交際までの経緯と小雪との関係
栗木桃香はどんな人物?かわいい外見と積極的な性格
栗木桃香は、小雪・美姫・湊・陽太よりも1学年下の女子生徒です。
かわいらしく柔らかな雰囲気を持っていますが、恋愛に関しては自分の意思をはっきり持っています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 栗木桃香(くりき ももか) |
| 学年 | 小雪たちの1学年下 |
| 好きな相手 | 雨宮湊 |
| 主な関係人物 | 雨宮湊・氷川小雪 |
| 恋愛の特徴 | 好きな相手へ積極的にアプローチする |
| アニメ声優 | 鬼頭明里 |
| 原作での重要巻 | 7~12巻 |
桃香が本格的に物語に関わり始めるのは、小雪が湊への気持ちを意識し始めた時期です。
原作7巻では湊に好意を寄せる後輩として登場し、8巻では湊へのアプローチを強めていきます。
一見すると恋愛漫画によく登場する「主人公の恋のライバル」ですが、桃香は単純な悪役として描かれているわけではありません。
自分の感情を表に出しにくい小雪とは対照的に、桃香は好きな相手を手に入れるために行動できる人物です。
私は、このかわいらしさと意思の強さのギャップが、桃香のキャラクターを理解する大きなポイントだと感じます。
実際にアニメ公式サイトでも、桃香役の鬼頭明里さんは、桃香を見た目の柔らかさだけではなく、自分をしっかり持った強い女の子として捉えていると語っています。
桃香はなぜ湊を好きになった?本気の恋愛感情だったのか
桃香が湊に抱いていた感情は、単なる興味や小雪への対抗心だけではありません。
原作では、湊に好意を寄せる桃香が、自ら積極的に距離を縮めようとする様子が描かれます。
湊は人当たりがよく、周囲との距離を自然に縮められる男子です。小雪のように人付き合いが苦手な相手にも臆せず接し、学校生活のなかでは多くの人と関わっています。
そのような湊の魅力に惹かれた桃香は、好意を抱くだけで終わらず、自分から恋愛関係を進めようとします。
ただし、桃香が湊に惹かれた理由を、外見や一つの出来事だけで断定することはできません。
重要なのは、桃香が自分の意思で湊に近づき、実際に交際したいと考えていたことです。
物語を最後まで読むと、桃香が湊を失った際に見せる感情からも、その恋が本気だったことが伝わってきます。
私としては、桃香を「小雪の邪魔をするためだけに登場した人物」と捉えてしまうと、彼女自身の恋心を見落としてしまうように感じます。
桃香が小雪に近づいた理由は?恋のライバルとして意識していた
桃香と小雪の関係も、湊を巡る恋愛を理解するうえで欠かせません。
原作7巻では、湊を少しずつ意識し始める小雪に対し、湊へ好意を寄せる桃香が近づいてきます。
小雪は自分の感情を表現するのが苦手で、誰かを好きになっても簡単に行動へ移せるタイプではありません。
一方の桃香は、相手との距離を縮めるために自ら働きかけます。
この2人は、湊への恋心を抱きながらも、その表現方法が大きく異なっています。
🔖 桃香と小雪の違い
- 桃香:好きな相手に自分から近づき、関係を進めようとする
- 小雪:自分の感情を慎重に確かめ、相手との距離を縮めるまでに時間がかかる
桃香が小雪に近づく行動は、湊と小雪の関係を意識したものとして読むことができます。
ただし、それをすべて悪意による行動だったと決めつけるのは早計でしょう。
桃香にも、自分の好きな人と付き合いたいという感情があります。
私は、桃香と小雪の対比によって、恋愛では「好き」という気持ちが同じでも、相手への近づき方は人によって異なるという本作らしいテーマが浮かび上がっていると考えます。
桃香と湊は何巻何話で付き合う?9巻終盤から交際開始
桃香と湊が付き合うのは、原作9巻の第81話付近です。
9巻には第75~82話が収録されており、第81話「チャンス」から第82話「本心」にかけて、2人の関係が大きく動きます。
続く10巻の時点では、桃香と湊はすでに恋人同士になっています。
集英社による10巻の公式あらすじでも、桃香と湊の交際を知りながら、小雪が湊への気持ちを捨てきれず苦しむ展開が紹介されています。
| 巻数 | 桃香と湊の関係 |
|---|---|
| 7巻 | 桃香が湊に好意を寄せ、小雪にも近づく |
| 8巻 | 桃香が湊へのアプローチを強める |
| 9巻 | 三角関係が大きく動き、81話付近で交際へ |
| 10巻 | 桃香と湊が交際中。小雪は恋心を捨てきれない |
| 11巻 | 湊の本心が揺らぎ、96~97話で破局 |
| 12巻 | 桃香と別れた後の湊が描かれる |
ここで注目したいのは、桃香が湊と付き合うことで、小雪も自分の感情を無視できなくなることです。
それまで曖昧だった小雪と湊の関係は、湊に恋人ができたことで変化していきます。
桃香にとっては恋が実った瞬間ですが、小雪にとっては大切な相手が遠ざかってしまう出来事でもあるのです。
湊は桃香を本当に好きだった?交際を受け入れた理由
桃香の恋愛を語るうえで、最も複雑なのが湊自身の気持ちです。
結論からいうと、湊は桃香と恋人として向き合おうとしますが、小雪に抱いていた恋愛感情を整理しきれていませんでした。
湊は、誰に対しても自然に接することができる一方で、自分自身が本当に何を望んでいるのかをつかみきれないところがあります。
桃香から好意を向けられたことを受け止め、交際を始めても、その問題は解決しません。
原作11巻では、桃香と向き合おうとするほど、自分の気持ちを見失っていく湊の姿が描かれます。
そのため、「湊は桃香を最初からまったく大切にしていなかった」と単純に判断することもできません。
しかし、恋人として相手を大切にしようとすることと、その相手を恋愛対象として好きになることは、必ずしも同じではありません。
湊は桃香との関係を通じて、その違いと向き合うことになります。
私は、この部分こそ『氷の城壁』らしい恋愛描写だと思います。相手の好意に応えたいと思っても、それだけでは自分自身の本心まで変えられるわけではないのです。
【氷の城壁】桃香と湊の結末は?別れた理由と失恋後の姿をネタバレ解説
📌 ここでのポイント
桃香と湊は何巻何話で別れる?11巻96~97話で破局
桃香と湊が別れるのは、原作11巻の第96~97話です。
第95話「蓄積」から湊の内面に積み重なっていた問題が表面化し、第96話「変」から第97話「放免」にかけて、2人の関係は決定的な転機を迎えます。
集英社の公式情報によると、11巻には第91~97話が収録されています。
続く12巻のあらすじでは、桃香と別れた後の湊が元気をなくしていることが明示されており、2人が破局したことを確認できます。
📚️ 桃香と湊が別れる原作範囲
- 第95話「蓄積」:湊の感情が限界へ近づく
- 第96話「変」:2人の関係に決定的な変化が生じる
- 第97話「放免」:別れと桃香の心情が描かれる
- 第98話「移り目」:破局後の物語が始まる
別れの場面で注目したいのは、湊の本心だけではありません。
湊を好きになり、自ら行動して交際を実現させた桃香にとっても、この別れは大きな出来事です。
桃香は湊と付き合えたからこそ、恋人として自分だけを見てほしいという願いと、そうならない現実に直面します。
私は、交際開始だけでなく別れの場面まで読むことで、桃香がどれほど真剣に恋をしていたかが伝わってくると感じます。
別れた理由は小雪への恋心?湊が桃香を選べなかった本当の問題
桃香と湊が別れた最大の理由は、湊が小雪への気持ちを消せず、桃香と恋人として向き合い続けることが難しくなったためです。
湊は桃香と交際を始めた後も、小雪との関係や自分自身の感情について葛藤を抱えています。
原作11巻では、そんな湊に小雪が正直な気持ちを伝え、3人の本音がぶつかり合います。
桃香もまた、小雪と湊の関係を意識せずにはいられません。
ここで重要なのは、桃香に決定的な問題があったから別れた、という単純な構図ではないことです。
桃香は湊を好きで、実際に付き合いたいと望んでいました。一方、湊には小雪への恋愛感情と向き合わなければならない問題が残っていたのです。
また、破局後の湊がすぐに元気を取り戻すわけではない点も見逃せません。
12巻では、桃香と別れてから元気がない湊のために、美姫が誕生日祝いを企画します。
この描写からも、湊にとって桃香との交際と別れが、簡単に割り切れるものではなかったことが分かります。
💡 考察ポイント:湊は桃香を利用していたのか?
私は、湊の交際を最初から計画的な「利用」だったと断定するのは適切ではないと思います。桃香に応えようとする気持ちはあっても、自分が本当に誰を好きなのかを理解できていなかった。その不一致が、結果として桃香を傷つけてしまったと考えられます。
失恋後の桃香はどうなる?湊との別れを受け入れて前を向く
湊との別れは、桃香にとって大きな失恋です。
自分から積極的にアプローチし、ようやく恋人になれた相手との関係が終わってしまうのですから、簡単に気持ちを切り替えられるはずはありません。
原作11巻の第97話「放免」では、別れを経験した桃香の感情が印象的に描かれています。
それまで自分の恋を実らせるために行動してきた桃香ですが、湊の気持ちまで自分の思いどおりにすることはできませんでした。
失恋後の桃香は、自分の気持ちと向き合い、次の恋では自分だけを見てくれる相手と向き合いたいという前向きな姿勢を見せます。
ここで桃香は、湊を好きだった自分の感情まで否定するわけではありません。
相手への恋心が本物だったことと、その恋が実らなかったことは、別々の事実として受け止める必要があるのでしょう。
私は、この別れを通じて桃香自身にも成長が描かれている点が印象に残りました。
桃香の恋は湊と結ばれる形では終わりませんが、彼女自身の人生がそこで終わるわけではないのです。
なお、本編の結末では桃香の新しい恋人や結婚相手まで明確に描かれているわけではありません。失恋後に別の特定人物と結ばれる、といった断定は避ける必要があります。
桃香が嫌いと言われる理由は?小雪を巡る恋敵としての行動を考察
桃香については、「嫌い」「うざい」「性格が悪い」といった感想が気になる方もいるかもしれません。
ただし、桃香に対する評価は、どの人物に感情移入して読むかによって変わる部分があります。
小雪を応援している読者からすると、ようやく湊との距離が縮まり始めた時期に桃香が登場し、積極的にアプローチを進める姿は複雑に映るでしょう。
しかも、小雪は自分の気持ちを素直に伝えるのが苦手です。
そのため、自ら動いて湊との交際を実現する桃香が、小雪の恋を妨げる存在として見えやすくなっています。
しかし、桃香の立場から考えると、好きな相手へ積極的に気持ちを伝えること自体が悪いわけではありません。
桃香にも湊への恋愛感情があり、彼女なりに恋を実らせようとしています。
また、湊との関係が終わった際には、桃香自身も深く傷つくことになります。
私は、桃香を「小雪の恋を邪魔する嫌な後輩」とだけ見るよりも、小雪とは異なる方法で恋に向き合い、失敗も経験する一人の少女として捉えた方が、本作の人物描写を深く楽しめると感じます。
湊と小雪の恋愛はどんな結末を迎える?12巻104話で両思いに
桃香との別れを経た湊は、その後、小雪への気持ちと向き合うことになります。
そして、原作12巻の第104話「修学旅行2」で、小雪と湊は互いの想いを伝え合い、恋人同士になります。
ただし、桃香と別れた直後に、すぐ小雪との交際へ進むわけではありません。
湊は桃香との破局によって自分の感情と向き合う必要があり、小雪もまた、湊へ本音を伝えることへの不安を抱えています。
修学旅行で2人が気持ちを通わせるまでには、そうした葛藤が積み重なっているのです。
その後も物語は続き、最終14巻の第117話「解氷」で完結します。
つまり、最終的な恋愛関係は次のように整理できます。
| 人物 | 最終的な恋愛関係 |
|---|---|
| 栗木桃香 | 湊と破局。新しい恋人は明確に描かれない |
| 雨宮湊 | 桃香と別れた後、小雪と交際する |
| 氷川小雪 | 湊と両思いになり、恋人同士になる |
私は、桃香の恋が実らなかったことも、小雪と湊が結ばれるまでの過程を考えるうえで重要だったと感じます。
桃香との交際があったからこそ、湊は自分の本心を曖昧にしたままではいられなくなりました。
また、小雪も、待っているだけでは相手との関係が変わってしまう現実に直面します。
小雪と湊が付き合うまでの経緯や最終回の結末については、『氷の城壁』小雪と湊は付き合う?告白と原作の結末を解説した記事でも詳しく紹介しています。
桃香の恋愛を原作で読むなら何巻?交際・破局までのおすすめ範囲
桃香の恋愛を原作漫画で確認したい場合は、7~12巻を読むと、湊への好意から交際、破局後までの大きな流れを追うことができます。
特に、目的によって読むべき巻数が異なります。
| 知りたい内容 | 読む巻数 |
|---|---|
| 桃香が登場し、小雪に近づく経緯 | 7巻 |
| 湊への積極的なアプローチ | 8巻 |
| 湊との交際開始 | 9巻81~82話付近 |
| 交際中の桃香・湊・小雪の関係 | 10巻 |
| 湊と別れた理由・桃香の心情 | 11巻95~97話 |
| 破局後の湊と小雪の関係 | 12巻98~104話 |
桃香の恋がどのように終わったのかを中心に読みたい方は、11巻が重要です。
一方、「なぜ桃香と湊はうまくいかなかったのか」を理解するには、交際が始まる9巻から読み返した方が、それぞれの感情の変化をつかみやすいでしょう。
なお、アニメ第1期の続きから原作を読みたい場合は、8巻から確認する方法もあります。
アニメと漫画の対応関係については、『氷の城壁』2期は原作どこから?アニメ1期の続きとなる漫画の巻数・話数で解説しています。
この記事の総括
今回は、『氷の城壁』の栗木桃香が湊を好きになった理由や交際までの経緯、別れた理由と失恋後の結末について解説しました。
✅️ 桃香と湊の恋愛・結末まとめ
- 栗木桃香は、小雪たちより1学年下の女子生徒
- 桃香は湊を本気で好きになり、積極的にアプローチする
- 9巻81話付近で桃香と湊は交際を始める
- 湊は小雪への恋愛感情を整理しきれず、桃香と別れる
- 破局は11巻96~97話に描かれる
- 桃香は失恋を経験し、自分自身の気持ちと向き合う
- 湊は12巻104話で小雪と想いを通わせ、恋人になる
- 桃香が新しい恋人と結ばれる結末は明確には描かれていない
桃香は、湊と付き合うという願いを一度は実現させました。しかし、相手の気持ちまで思いどおりにすることはできず、失恋を経験します。
その一方で、湊も桃香との交際を通じて、自分の本心と向き合うことになりました。
桃香と湊の恋は実りませんでしたが、その過程は、小雪・湊・桃香それぞれが自分の感情と向き合う重要な出来事だったと考えられます。
好きな相手と結ばれることだけが、恋愛を通じた成長ではありません。桃香の失恋まで含めて読み返すと、『氷の城壁』が描く人間関係の複雑さを、より深く感じられるのではないでしょうか。
桃香の本音や湊との別れをじっくり確認したい方は、ぜひ原作11巻を読み返してみてください。


