『野生のラスボスが現れた!』のメグレズは、魔法大国スヴェルを築いた「賢王」であり、ルファスを封印した七英雄の一人です。
守護神レヴィアとともに国を守る姿は頼もしい一方、ルファスと向き合う場面では、英雄という肩書からは想像しにくい後悔を見せます。
「正体はどんな人物?」「レヴィアは召喚した龍なの?」「なぜ車椅子に乗っている?」と、気になった方もいるのではないでしょうか。
メグレズを理解する鍵は、国を築いた魔法使いとしての功績と、かつての友を倒したことへの苦悩の両方にあります。
この記事では、原作Web版を中心に、賢王の人物像と能力、レヴィアの仕組み、ルファスとの関係を整理します。
📝 この記事のポイント
- メグレズは七英雄の一人で、スヴェルの初代国王だったエルフ
- レヴィアは湖を材料に造った水のゴーレムで、メグレズ本人とは別の存在
- 再会時のメグレズは、魔神王との戦いによる負傷と呪いを抱えている
- ルファスとの関係は、昔の友情と封印への後悔を分けて見ると分かりやすい
- 原作後半では、魔法・連携・技術の面で再び力を発揮する
⚠️ 注意・ネタバレ
この記事は、メグレズとルファスの過去、アリエス戦、原作Web版終盤での回復に触れます。
Web版の話数・数値・描写は、書籍版や漫画版、アニメ版と同一とは限りません。
メグレズの正体は?七英雄の賢王が抱える夢と後悔
七英雄の一人で、スヴェルを建国したエルフの魔法使い
メグレズの正体は、学問と魔法の国スヴェルを建国したエルフの魔法使いです。
人々から「賢王」と呼ばれ、ルファスとの決戦に関わった七英雄の一人として知られています。
ただし、原作Web版の人物紹介では、すでに王位を退いて隠居していると説明されています。
「スヴェルの初代国王」と「物語開始時点の現役国王」は、区別しておきたいところです。
| 項目 | メグレズの基本情報 |
|---|---|
| 異名 | 賢王 |
| 種族・性別 | エルフ・男性 |
| 立場 | 七英雄の一人、スヴェルの建国者・初代国王 |
| 隠居後 | 国に対する大きな発言力を持ち、防衛にも関わる |
| ルファスとの関係 | かつて同じ道を歩んだ冒険者仲間・友人 |
| レヴィアとの関係 | 造り手であり、戦闘時には指揮と支援を担う |
| アニメの声優 | 前野智昭さん |
アニメ第2話の公式紹介では、メグレズはスヴェルを治める賢王として案内されています。
そのため、アニメから入った方は、まず「国を守る中心人物」と捉え、原作での王位や隠居の説明を補っていくと混乱しにくいと思います。
私は、地位を退いたあとも国の命運を背負っているところに、メグレズという人物の重さを感じます。
七人全体の立場や生死を整理したい方は、七英雄の一覧とルファスを封印した経緯も確認してみてください。
エルフが外の世界で暮らせる国を夢見ていた
メグレズは、最初から完成された賢王だったわけではありません。
かつては森の外へ飛び出し、仲間と冒険をしながら、自分の理想を語る若者でした。
彼が抱いていたのは、エルフが森に閉じこもらず、外の世界で堂々と暮らせる国をつくる夢です。
スヴェル建国は、その願いを実現したものといえます。
この背景を知ると、魔法と学問を重視する国の姿にも、メグレズの好奇心や理想が表れているように感じられます。
また、彼の功績は建国や戦闘にとどまりません。
原作Web版第9話では、マナを燃料として使う「魔法機関」を、メグレズが20年前に考案したと説明されています。
魔法機関は乗り物や道具の動力に利用されており、彼の知識は人々の生活にも関わっています。
メグレズの賢王らしさは、強力な魔法を使えることに加え、その知恵を社会へ役立てる点にもあります。
一方で、マナとの相性が悪い天翼族には不向きという問題もあり、便利な発明がすべての種族へ同じように広がるわけではありません。
私は、こうした制約まで描かれることで、スヴェルが単なる魔法都市ではなく、異なる種族が暮らす世界の一部として感じられると思います。
ルファスは昔の友人――英雄への称賛が苦痛になった理由
メグレズとルファスは、200年前、ともに冒険をした友人です。
酒場で仲間と夢を語り合っていた過去があり、最初から討伐する側とされる側に分かれていたわけではありません。
その後、メグレズはルファスに反旗を翻す側へ回り、彼女の封印に関わりました。
しかし、ルファスがいなくなった世界では、人類が団結を失い、魔神族に追い詰められていきます。
メグレズはその結果を見て、自分たちの選択が正しかったのかと悩み続けました。
世間では世界を救った英雄でも、本人の心には「友を倒したあとに何を残せたのか」という問いが消えなかったのです。
スヴェルの図書館に七英雄を批判する本がそろっているのも、彼自身の意向によるものです。
尊敬されるほど自分の後悔を打ち明けにくくなるという姿には、華やかな英雄譚の裏側が見えます。
私は、この矛盾がメグレズの魅力だと感じます。
功績があるから苦悩が消えるわけでも、後悔しているから建国の価値までなくなるわけでもなく、その両方を抱えている人物なのですね。
なお、七英雄とルファスの対立には物語全体に関わる事情があるため、メグレズの後悔だけで封印の真相すべてを説明することはできません。
ルファス側の視点も知りたい方は、ルファスの正体と中身の真実、ディーナとの関係を読むと、再会場面の見え方が変わってきます。
魔法と錬金術に優れるが、再会時は呪いで弱体化している
メグレズは、魔法による攻撃だけでなく、支援や錬金術も扱う後衛型の実力者です。
原作Web版第13話では、弱体化した状態でレベル500と表示され、メイジ・ソーサラー・アコライト・シーカー・アルケミストの各クラスが確認できます。
これは全盛期の能力をそのまま示した数値ではありません。
ルファスは、本来あったクラスが失われ、レベルも半減していることに気づきます。
⚔️ メグレズの能力を読むポイント
- 水や氷の魔法を使い、広い範囲への攻撃にも対応する
- 結界によって周囲の人々を守れる
- 錬金術でゴーレムを造り、修復・支援も行う
- 再会時の力は、魔神王との戦いで受けた呪いにより制限されている
車椅子を使っているのも、魔神王との戦いで脚が動かなくなったことに関係します。
ルファスの封印に関わった出来事と、その後の魔神王との戦いで負った傷・呪いは、別の出来事です。
また、作中の状態表示では脚の障害と「敗者の烙印」が分けて記載されているため、すべてを一つの効果として説明しない方が正確です。
弱体化していても国を守れる実力はありますが、全盛期と同じことができるわけではありません。
私は、この制約があるからこそ、彼が残された力とレヴィアをどう使うかという判断に緊張感が生まれていると思います。
メグレズとレヴィアの関係は?守護神の正体と再会後の活躍
レヴィアの正体は、メグレズが湖を材料に造ったゴーレム
守護神レヴィアは、メグレズがスヴェルを囲む湖を材料に造ったウォーターゴーレムです。
自然に生まれた龍を従えた存在ではなく、錬金術によって生み出された人造生命体として説明されています。
メグレズ本人が龍へ変身しているわけでもありません。
造り手のメグレズと、造られたレヴィアは別の存在であり、戦場では指揮・支援と前面での戦闘を分担します。
| 比較項目 | メグレズ | レヴィア |
|---|---|---|
| 正体 | エルフの魔法使い | 水で構成されたゴーレム |
| 関係 | レヴィアの造り手 | メグレズの最高傑作 |
| 主な役割 | 魔法・結界・指揮・修復 | 国の防衛、巨体を生かした攻撃 |
| 再会前後の状態 | 全盛期より弱体化している | 弱体化前に造られ、国の防衛を支える |
原作Web版第9話で確認できるレヴィアのレベルは500、HPは18万です。
湖の膨大な水を使った存在であり、龍の姿を取ると国を取り巻くほどの規模になります。
身体が水なので、斬ったり噛みついたりする通常の物理攻撃だけでは、有効な損傷を与えにくい点も特徴です。
ただし、強大だからといって無条件に安全な存在ではありません。
弱体化したメグレズには同等のものを造り直せず、レヴィアを失えば国の守りが大きく崩れてしまいます。
私は、レヴィアがメグレズの発明家としての誇りと、国を失えないという責任を同時に背負っているように感じます。
アリエス戦は「水なら火に勝てる」だけでは決まらない
アリエスは、ルファスを奪われた恨みからメグレズを狙い、スヴェルへ攻め寄せます。
メグレズとレヴィアが迎え撃つ展開は、アニメ第1期第3話でも描かれています。
水のレヴィアは炎のアリエスに対して属性上の優位があり、正面の戦いでは押し返す場面もあります。
ところが、戦いが長引くほど、レヴィアを構成する水が熱によって失われていきます。
問題は傷ついた身体を修復することだけでなく、身体の材料そのものが減ってしまうことです。
原作Web版では、魔法で生み出した水は最終的にマナへ戻るため、レヴィアの材料としてそのまま補充することはできないと説明されています。
一方、メグレズはアリエスの熱から街や兵士を守るため、結界の維持にも力を割かなければなりません。
自分だけなら動けても、守りを緩めると背後の人々が危険にさらされる状況です。
⚡️ 戦いが苦しくなる二つの理由
- レヴィアは水を失い、今後の防衛にも影響する消耗を強いられる
- メグレズは民を守る結界を維持するため、自由に攻撃へ回れない
この場で相手を退けても、守護神を大きく弱らせれば、次の襲撃に耐えられなくなるかもしれません。
そのため、単純な勝敗だけでは国を守れたことにならないのです。
私は、この攻防に、敵を倒す強さと国を守り続ける難しさの違いがよく表れていると思います。
アリエス側の能力や狙いは、アリエスのハマル・メサルティムの効果と発動条件で詳しく整理しています。
ルファスとの再会は、過去の友情へすぐ戻れる場面ではない
スヴェルで再会したメグレズは、ルファスに対して恐怖と後悔を抱いています。
かつての友であると同時に、自分が倒す側へ回ってしまった相手でもあるためです。
さらに、この場面ではルファス側にも別の落胆があります。
主人公は同じ境遇のプレイヤーとの出会いを期待していましたが、メグレズの反応から、彼がこの世界を生きてきた人物だと受け止めます。
同じ再会を経験していても、二人が感じている距離の理由は一致していません。
メグレズは過去の選択に苦しみ、主人公は自分の境遇を共有できる相手に会えなかった寂しさを感じています。
私は、このすれ違いがあるため、懐かしい友との再会でありながら、どこか切ない場面になっていると感じます。
それでも、ルファスの言葉はメグレズが前を向くきっかけになります。
彼女は悔やみ続ける友へ発破をかけ、メグレズも過去を嘆く以外に、今できることをしようと考え始めます。
その一つが、アリエスの復讐心を利用している者がいるという忠告です。
すべてが解決して昔に戻るのではなく、互いの事情を抱えながら、再び相手のために行動するところが、この再会の大切な部分だと思います。
原作後半でも戦う賢王――ヘビーレインと呪いの解除
メグレズは、序盤で事情を説明するだけの人物ではありません。
原作Web版の後半でも戦闘に加わり、状況判断や仲間との連携で力を発揮します。
第162話では、相手との速度差を踏まえ、広い範囲へ水の弾丸を降らせる「ヘビーレイン」を使用します。
このときレヴィアは、味方へ向かう水の弾丸を防ぎ、メグレズの攻撃を支えています。
メグレズとレヴィアの強さは、別々の戦力を足すだけでなく、互いの役割を組み合わせられる点にもあります。
ただし、この戦いで圧勝するわけではなく、優れた戦術だけでは埋めきれない実力差も描かれます。
私は、通用しない相手にも判断を重ねて戦い続ける姿に、経験を積んだ英雄としての底力を感じます。
⚠️ ここから原作Web版終盤の展開
以下では、脚の回復と呪いが解かれる場面に触れます。
第173話では、ルファスから渡されたエリクサーを飲み、メグレズが車椅子から立ち上がります。
続いてタウルスがアルデバランを使い、メグレズとメラクにかけられた呪いを解きます。
したがって、脚の回復と呪いの解除は、エリクサーとタウルスの行動を順番に整理する必要があります。
また、同話では、メグレズのマナ機関がブルートガングの飛行に役立っていることも示されます。
魔法使いとして戦う力と、技術を生み出す知恵の両方が、最後の戦いへつながっているのですね。
呪いを解いた技の仕組みについては、タウルスのアルデバランの能力と弱点も参考になります。
登場場面を読み返すなら、媒体ごとの話数を分けて確認
メグレズの人物像を追うなら、国を守る戦いと、ルファスとの会話を続けて確認するのがおすすめです。
戦場での頼もしさを見たあとに、本人が抱えていた迷いを知ることで、賢王という肩書に奥行きが生まれます。
| 確認したい内容 | 媒体・目安 |
|---|---|
| スヴェルへの到着と国の状況 | アニメ第1期第2話 |
| メグレズ・レヴィアとアリエスの攻防 | アニメ第1期第3話 |
| 魔法機関と湖の守護神 | 原作Web版第9話 |
| メグレズの状態とレヴィアの出撃 | 原作Web版第13話 |
| レヴィアが消耗する仕組み | 原作Web版第14話 |
| ルファスとの過去・再会後の会話 | 原作Web版第15話 |
| 後半の魔法と連携 | 原作Web版第162話 |
| 脚の回復・呪いの解除 | 原作Web版第173話 |
この表のWeb版話数を、漫画の話数や書籍の巻数として置き換えないようにしてください。
アニメの攻防を確認したい場合は、アニメ公式の第3話あらすじでも、メグレズとレヴィアの立場を確認できます。
私は、設定だけを覚えるより、国を守る姿と旧友の前で迷う姿を一緒に見返す方が、メグレズのことを身近に感じられると思います。
メグレズの物語を原作・漫画・アニメで楽しむには
メグレズの心情や会話を詳しく追いたい方は原作小説、レヴィアの大きさや魔法戦を絵で楽しみたい方は漫画版も候補になります。
漫画版のタイトルは『野生のラスボスが現れた! 黒翼の覇王』です。
電子書籍を探す際は、原作小説と漫画版を取り違えないよう、著者名と商品名を確認してください。
私は、アニメでレヴィアの姿に興味を持った方にも、メグレズとルファスの会話を原作で読み返してみてほしいと思います。
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この記事の総括
📌 ここでのポイント
- メグレズは、スヴェルを建国したエルフの賢王で、七英雄の一人
- ルファスとは冒険者時代の友人で、彼女を倒したあとの世界に責任と後悔を感じている
- 車椅子と弱体化は、ルファス封印後の魔神王との戦いに関係する
- レヴィアは湖を材料に造った水のゴーレムであり、国を守る重要な戦力
- アリエス戦では、材料の水が失われる問題と、民を守る必要が重なる
- 原作後半では、魔法・連携・技術が再び仲間の力になる
メグレズの魅力は、賢王と呼ばれるほどの知識と実績を持ちながら、自分の選択に悩み、それでも国と仲間のために動こうとするところです。
レヴィアもまた、その知恵から生まれた最高傑作であり、彼が築いた国を守り続ける存在です。
ルファスとの再会を見返すときは、英雄としての肩書だけでなく、昔の友と向き合う一人の冒険者としての表情にも注目してみてください。

