『ブラッククローバー』のスペード王国編で、世界そのものを滅亡の危機へ追い込む計画として登場するのが「クリフォトの樹」です。
ダークトライアドはヤミ・スケヒロとウィリアム・ヴァンジャンスをわざわざ生け捕りにしますが、「クリフォトの樹とは何なの?」「なぜヤミとウィリアムが必要?」「7つの門が全部開くとどうなる?」「ルチフェロはどこから現れる?」と疑問に感じた方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、クリフォトの樹とは現世と冥府をつなぐ魔法の経路です。
闇魔法と世界樹魔法を利用して冥府への道を開き、7つの門が順番に開放されることで、奥にいる強大な悪魔まで現世へ出られるようになります。
この記事では、クリフォトの樹の仕組みから、ヤミとウィリアムが必要な理由、10体の悪魔、クリフォト降臨の儀が完成した場合の危険性まで順番に整理します。
📝 この記事のポイント
- クリフォトの樹は現世と冥府をつなぐ魔法の経路
- 生成には闇魔法と世界樹魔法が必要
- 冥府には7つの階層と7つの門が存在する
- クリフォトに対応する悪魔は10体
- 階層が深くなるほど悪魔は強くなる
- 最深部には悪魔の王ルチフェロが存在する
- 儀式が最後まで進めばヤミとウィリアムも命を失う
⚠️ ネタバレについて
ここからはスペード王国攻略編の重要な展開や、クリフォト降臨の儀で出現する悪魔、ルチフェロに関するネタバレを含みます。
ブラッククローバーのクリフォトの樹とは?現世と冥府をつなぐ仕組み
クリフォトの樹は悪魔を現世へ通すための魔法の経路
クリフォトの樹を理解するうえで最も重要なのは、これが普通の植物ではないという点です。
クリフォトの樹は、現世と悪魔たちが暮らす「冥府」をつなぐ魔法の経路として作られます。
通常、冥府と現世は切り離されているため、冥府にいる悪魔が好き勝手に現世へ出てくることはできません。
しかしクリフォトの樹が形成され、冥府の門が開かれていくと、その境界が崩れます。
そして門が開いた階層にいる悪魔たちが現世へ侵入できるようになるのです。
✅️ チェックポイント
「クリフォトの樹を作る」こと自体が最終目的というより、クリフォトを利用して冥府の門を開き、悪魔を現世へ解放することがダークトライアド側の狙いです。
ダンテ・ヴァニカ・ゼノンたちが行っていた計画全体については、ダークトライアドの正体と目的を解説した記事もあわせて読むと関係が分かりやすくなります。
私としては、スペード王国編がそれまでの「強敵との戦い」から一段階スケールアップしたと感じるのが、このクリフォトの設定です。
敵を倒せば終わるのではなく、戦っている間にも世界と冥府の境界そのものが崩れていくため、物語全体に強烈な時間制限が生まれています。
なぜヤミとウィリアムが必要?闇魔法と世界樹魔法が鍵
クリフォト降臨の儀を実行するうえで、絶対に必要だったのがヤミ・スケヒロの闇魔法とウィリアム・ヴァンジャンスの世界樹魔法です。
これが、ダンテが黒の暴牛を襲撃してヤミを狙い、ゼノンが金色の夜明けを壊滅状態に追い込んでまでウィリアムを連れ去った理由でした。
二人が狙われた最大の理由は「強い魔法騎士団長だから」ではありません。
二人の魔法属性そのものが、現世と冥府をつなぐために必要だったのです。
世界樹魔法は巨大な樹を形成し、闇魔法は冥府につながる性質を持ちます。
この二つを組み合わせることで世界樹が冥府へと接続され、クリフォトの樹という経路が形成されます。
| 人物 | 魔法 | クリフォトでの役割 |
|---|---|---|
| ヤミ・スケヒロ | 闇魔法 | 冥府へつながる力を担う |
| ウィリアム・ヴァンジャンス | 世界樹魔法 | クリフォトを形成する世界樹側を担う |
つまり二人は単なる人質ではなく、クリフォト降臨の儀を成立させる「触媒」として囚われていたことになります。
この事実を知ると、ヤミとウィリアムを救出する戦いが、そのまま世界を救う戦いになっている理由もよく分かります。
冥府は7階層!7つの門が順番に開いていく
クリフォトの樹は一本の道で冥府最深部まで一気につながるわけではありません。
冥府は7つの階層に分かれており、それぞれを隔てる7つの門が存在します。
クリフォト降臨の儀が進むにつれて門が上から順番に開き、より深い階層にいる悪魔が現世へ出られるようになります。
そして重要なのが、深い階層へ行くほど悪魔が強くなるという点です。
ナハトの説明では、上層にいる悪魔の時点ですでにダークトライアド級。
そこからさらに下へ進むほど強さが増していき、最後には悪魔の王ルチフェロが待っています。
⚔️ 強さ・能力のポイント
- 冥府は7階層に分かれている
- 各階層の門が順番に開く
- 深い階層ほど悪魔が強くなる
- 最深部にはルチフェロなど冥府の支配者級が存在する
この構造があるため、スペード王国攻略戦では「敵を倒せるか」だけでなく、次の門が開く前に儀式を止められるかが極めて重要になります。
まさに時間との戦いです。
冥府の7つの門がそれぞれどのような役割を持ち、実際にどの悪魔が現れたのかについては、冥府の門と悪魔・7つの門の仕組みを解説した記事で詳しく整理しています。
クリフォトが完成すると大陸の9割以上が犠牲になる危険も
クリフォト降臨の儀が危険なのは、強い悪魔が何体か現れる程度では済まないからです。
ハート王国の歴代王女の知識を受け継ぐロロペチカは、闇魔法と世界樹魔法がダークトライアドの手に渡ったことで、クリフォトが開かれれば大陸の9割以上の人々が死亡しかねないほどの惨事になることを察します。
最初の門から出てくる悪魔だけでも、人間側から見れば桁外れの脅威です。
それが階層を追うごとに強くなり、さらに大量の悪魔まで現世へ流れ込んでくるため、最終的には一つの王国だけの問題では済みません。
クリフォトの樹は、スペード王国を支配するための兵器ではなく、人類そのものを絶滅寸前へ追い込める規模の災厄です。
だからこそクローバー王国、ハート王国、スペード王国のレジスタンスまでが関わる大規模な戦いへ発展していきます。
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クリフォト降臨の儀はどう進む?10体の悪魔とルチフェロまで解説
📌 ここでのポイント
7つの門に対して悪魔は10体存在する
ここで少し分かりにくいのが、門は7つなのにクリフォトに対応する悪魔は10体いるという点です。
これは「1つの門につき悪魔1体」という単純な構造ではないためです。
実際、最初の門が開いた際にはリリスとナヘマーという2体の最上位悪魔が同時に現れています。
さらに第二階層にはアドラメレクが存在するなど、クリフォトには複数の最上位悪魔が配置されています。
一方で、作中のクリフォト降臨の儀では10体すべてが順番に現世へ出て戦ったわけではありません。
そのため「クリフォトの悪魔10体=作中で10体すべての名前と戦闘が同時に描かれた」と理解すると少し違います。
🔖 覚えておきたいポイント
「7つの階層・7つの門」と「対応する10体の悪魔」は別の数え方です。門の数と悪魔の数を1対1で考えないのがポイントです。
冥府全体の悪魔や階級を整理したい場合は、ベルゼブブの正体を解説した記事も、最深部にいる悪魔たちの関係を理解する手がかりになります。
最初の門から出てきたリリスとナヘマーの時点で規格外
クリフォト降臨の儀によって最初の門が開くと、第一階層から現れたのがリリスとナヘマーです。
二体はいずれも最上位悪魔。
しかも第一階層、つまりクリフォトに対応する悪魔の中では比較的浅い場所にいる存在であるにもかかわらず、その魔力はダークトライアドを上回るほどでした。
リリスは強力な氷の力、ナヘマーは炎の力を操り、ナハトを圧倒します。
さらにナヘマーがアスタに倒されると、リリスがナヘマーを取り込んで融合。
魔力は単純な足し算では済まないほど膨れ上がりました。
しかし、そこへ悪魔同化を完成させたアスタが登場します。
反魔法は悪魔の強大な魔力そのものを無効化できるため、クリフォト側の常識から見ても極めて異質な対抗手段となりました。
アスタの悪魔同化については、アスタの悪魔同化と真の悪魔同化を解説した記事で詳しく整理しています。
私がこの戦いで面白いと感じるのは、「第一階層でこれほど強いなら、さらに下には何がいるのか」という恐怖を一気に読者へ見せたところです。
リリスとナヘマーは強敵であると同時に、クリフォト最深部の異常さを示す物差しにもなっていました。
クリフォト降臨の儀は本来7日間かけて進行する
ナハトが魔法騎士団長たちへ説明した段階では、クリフォト降臨の儀は7日間かけて進行するとされていました。
儀式の進行に合わせて7つの門が徐々に開かれていきます。
そのため、クローバー王国側にもわずかながら時間が残されていました。
最深部の門が開く前にスペード王国へ侵入し、ダークトライアドを倒して儀式を止め、ヤミとウィリアムを救出する。
これがスペード王国攻略作戦の基本的な目的です。
⚡️ 注目ポイント
7つすべての門が開ききれば、触媒となっているヤミとウィリアムも死亡するとナハトは説明しています。つまり二人の救出には明確なタイムリミットがありました。
アニメ1st Seasonは、このスペード王国攻略へ向けてアスタたちが力を蓄える重要なところで終了しています。
アニメから続きを追っている方は、ブラッククローバー2nd Seasonのスペード王国攻略編を解説した記事も参考にしてみてください。
モリスが介入しクリフォトの成長速度が一気に変わる
ところが、クローバー王国側の想定を大きく崩したのがモリスです。
モリスは悪魔の力を得たうえ、ロロペチカから得た膨大な知識も利用し、クリフォトの仕組みに干渉します。
その結果、本来なら7日間かけて進むはずだった儀式は異常な速度で加速。
スペード王国へ突入した直後から第一の門が開き、リリスとナヘマーをはじめとする悪魔たちが現世へ姿を現します。
ここで状況は「7日間以内に助ければいい」という段階から、いつ次の門が開いてもおかしくない緊急事態へ変わりました。
しかもクリフォトの根は周囲から魔を吸い上げながら成長していきます。
儀式が進めば進むほど悪魔が増え、人間側は戦力を消耗する。
その一方で、さらに強い悪魔が次々と出てくる可能性が高まるため、非常に厄介な構造でした。
私としては、このモリスの介入によってスペード王国攻略編の緊張感が一気に跳ね上がったと感じます。
アスタたちは十分な準備をして突入したはずなのに、その前提そのものを崩されてしまうからです。
最後の門が開く前でもルチフェロは50%顕現した
クリフォト最大の脅威として語られていたのが、最深部にいるルチフェロです。
ルチフェロは重力魔法を操る最上位悪魔で、悪魔の王とも呼ばれる存在。
ナハトも、最後にルチフェロまで現世へ出てくれば世界は終わるというほど強く警戒していました。
ただし実際の展開では、7つすべての門が通常通り開いてルチフェロが完全顕現したわけではありません。
モリスが倒され、クリフォト降臨の儀が完全な形で進みきる前に、ルチフェロは現世へ存在する大量の悪魔を依代として利用し、肉体のおよそ50%を顕現させます。
完全な状態ではないにもかかわらず、その力は圧倒的でした。
魔法騎士団長クラスが複数で挑んでもまともに対抗できず、ルチフェロがクリフォト最深部で恐れられていた理由を見せつけます。
ルチフェロの能力や50%顕現時の強さについては、ルチフェロの正体と強さを解説した記事で詳しくまとめています。
💡 考察ポイント
50%のルチフェロですら団長たちを圧倒したことを考えると、クリフォト降臨の儀が予定通り最深部まで進み、ルチフェロが完全な状態で現世へ出ていた場合、人間側の被害は比較にならないほど大きくなっていたと考えられます。
クリフォトを止める戦いは、単にルチフェロとの決戦へつなぐイベントではありません。
「ルチフェロを完全な状態で現世へ出さない」こと自体が、人間側にとって非常に大きな勝利だったと見ることができます。
この記事の総括
✅️ クリフォトの樹まとめ
- クリフォトの樹は現世と冥府をつなぐ魔法の経路
- 生成には闇魔法と世界樹魔法が必要
- そのためヤミとウィリアムがダークトライアドに誘拐された
- 冥府は7階層に分かれ、7つの門が存在する
- クリフォトに対応する悪魔は全部で10体
- 深い階層ほど悪魔の力は強くなる
- 最初の門からリリスとナヘマーが出現した
- 本来は7日間かけて門が開いていく
- モリスの介入によってクリフォトの成長が加速した
- 7つの門が開ききれば触媒のヤミとウィリアムも死亡する
- 最深部には悪魔の王ルチフェロが存在する
- ルチフェロは完全顕現前でも50%の肉体を現世へ顕現させた
『ブラッククローバー』のクリフォトの樹とは、単なる巨大な魔法ではなく、現世と冥府の境界そのものを壊し、悪魔を現世へ解放するための道です。
そして、その鍵となったのが闇魔法を持つヤミと、世界樹魔法を持つウィリアムでした。
7つの門が開くたびに、より強い悪魔が現世へ近づいてくる。
しかも最深部にはルチフェロをはじめとする規格外の存在が待っています。
この仕組みを知ったうえでスペード王国攻略編を読み返すと、ヤミとウィリアムの救出がなぜ一刻を争う任務だったのか、ナハトがなぜあれほど焦っていたのかも、より分かりやすくなるはずです。
2nd Seasonでは、このクリフォトを巡る戦いが物語の大きな軸になっていきます。
アスタたちが「門が開く前に止める側」なのに対し、ダークトライアドと悪魔側は「より深い冥府を現世へ近づける側」。その攻防を意識して見ると、スペード王国編をさらに楽しめるのではないでしょうか。
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