『ブラッククローバー』の物語を語るうえで、避けて通れない存在が「悪魔」です。
序盤では五つ葉の魔導書に宿る謎の存在として描かれていましたが、物語が進むにつれて冥府の構造や悪魔の階級、ダークトライアドと契約した最上位悪魔など、その全貌が少しずつ明らかになってきました。
「ブラッククローバーにはどんな悪魔がいる?」「ルチフェロとアスタロトはどちらが強い?」「リーベは最下級なのになぜ強い?」「ザグレドと最上位悪魔ではどちらが上?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、悪魔には明確な階級が存在し、その頂点に位置するのがルチフェロ、アスタロト、ベルゼブブをはじめとする最上位悪魔です。
ただし、『ブラッククローバー』では階級=必ず戦闘結果が決まるという単純な構図ではありません。
最下級のリーベが持つ反魔法のように、相性次第では最上位悪魔を倒し得る特殊な力も存在します。
📝 この記事のポイント
- ブラッククローバーに登場する主要な悪魔一覧
- 最上位・上位・中位・下位悪魔の違い
- ルチフェロ・アスタロト・ベルゼブブの立ち位置
- リリス、ナハマー、アドラメレクなどクリフォト関連悪魔
- ナハトが使役する4体の悪魔
- 作中描写と設定を踏まえた悪魔の強さランキング
⚠️ ネタバレ注意
この記事ではスペード王国編以降の悪魔や最終章に関係する設定にも触れています。アニメ派の方はご注意ください。
ブラッククローバーの悪魔一覧!階級・魔法・契約者を整理
悪魔には最上位・上位・中位・下位の階級がある
『ブラッククローバー』の悪魔社会には、人間界とは別の明確な序列が存在します。
大きく分けると、悪魔は以下のような階級に分類できます。
| 階級 | 代表的な悪魔 | 特徴 |
|---|---|---|
| 最上位悪魔 | ルチフェロ、アスタロト、ベルゼブブ、メギキュラなど | 冥府でも最高クラスの魔力を持つ存在 |
| 上位悪魔 | ザグレドなど | 人間界の強者を複数相手にできるほど強力 |
| 中位悪魔 | ギモデロ、スロトス、プルメデ、ワルグナ | ナハトが使役している悪魔など |
| 下位悪魔 | リーベなど | 冥府では最も低い序列に置かれる |
重要なのは、この序列が単なる肩書きではなく、悪魔の世界そのものを支配している力関係だという点です。
リーベの過去では、魔力を持たない彼が下級悪魔たちから虐げられていました。
つまり冥府は、人間社会以上に「力の強い者が弱い者を支配する世界」として描かれています。
私はこの設定があるからこそ、最下層から這い上がったリーベと、魔力を持たずに生まれたアスタの組み合わせがより印象的に感じます。
2人とも生まれた時点では世界から「弱者」と判断された存在だからです。
最上位悪魔一覧|クリフォトに関係する悪魔は別格
作中でも特に危険視されているのが最上位悪魔です。
さらに冥府と現世をつなぐ「クリフォトの樹」に関係する最上位悪魔たちは、通常の悪魔とは比較にならない力を持っています。
| 悪魔 | 主な魔法・能力 | 関係する人物 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ルチフェロ | 重力魔法 | ダンテ | 「悪魔の王」と呼ばれる最上位悪魔 |
| アスタロト | 時間魔法 | ルシウス | かつて冥府を支配していた3体の一角 |
| ベルゼブブ | 空間魔法 | ゼノン、シスター・リリー | 冥府を支配する3体の一角 |
| メギキュラ | 呪符魔法 | ヴァニカ | アスタロトが冥府から消えた後、その位置へ入り込んだ存在 |
| ルキフグス | 闇魔法 | ファウスト家、後にモルゲン | 冥府の支配者たちを支える最上位悪魔 |
| アドラメレク | 詳細不明 | ルシウス側 | ルチフェロの戦いを傍観した謎多き悪魔 |
| バアル | 大気・空気系の魔法 | ダムナティオ | 最終章で聖騎士の力として利用される |
| リリス | 魔氷魔法 | なし | クリフォト第一階層から現れた悪魔 |
| ナハマー | 魔炎魔法 | なし | リリスと対になる最上位悪魔 |
名前が判明しているだけでも、これほど多くの最上位悪魔が登場しています。
ただし、すべての最上位悪魔が同じ強さというわけではありません。
冥府では階層が深くなるほど危険な悪魔が存在するとされ、特に最深部を支配していたルチフェロ・アスタロト・ベルゼブブは別格です。
ザグレド・リーベ・ナハトが使役する4体の悪魔
最上位悪魔以外にも、『ブラッククローバー』には物語上非常に重要な悪魔が登場しています。
ザグレド
エルフ編の黒幕として登場した言霊魔法の悪魔です。
口にした言葉によって物体を生み出したり、現象を引き起こしたりできる極めて厄介な能力を持ちます。
初代魔法帝ルミエル、リヒト、ユノ、アスタ、ヤミたちが力を合わせなければ倒せなかったことからも、その危険度は明らかでしょう。
ただしザグレドは非常に強力ではあるものの、クリフォトを構成する最上位悪魔より階級上は下に位置します。
リーベ
リーベはアスタの五つ葉の魔導書に宿っていた反魔法の悪魔です。
意外にも冥府での序列は最下級。
しかも、生まれつき魔力を持っていません。
しかし現世で五つ葉の魔導書へ封印された後、魔力そのものを打ち消す反魔法に目覚めました。
リーベは「悪魔としての階級は最低なのに、能力相性では最上位悪魔すら倒し得る」という非常に特殊な存在です。
リーベの生い立ちやリチタ、ルチフェロとの因縁については、リーベの正体と過去を解説した記事で詳しく整理しています。
ギモデロ・スロトス・プルメデ・ワルグナ
この4体は、黒の暴牛副団長ナハト・ファウストが契約している悪魔です。
- ギモデロ:群れ・分身系の特性
- スロトス:強靭さに関係する特性
- プルメデ:敏捷性に関係する特性
- ワルグナ:知覚・察知系に関係する特性
ナハトはそれぞれの特性を悪魔同化へ組み込み、状況に応じて戦闘スタイルを変えます。
個々の悪魔自体は最上位悪魔ほどではありませんが、複数の悪魔との契約を戦術へ落とし込むナハトの技量によって非常に厄介な能力へ変化しています。
ナハト自身の正体やファウスト家との関係については、ナハトの正体と過去の解説もあわせて読むと分かりやすいです。
冥府を支配していた3体はルチフェロ・アスタロト・ベルゼブブ
悪魔一覧の中でも特に押さえておきたいのが、冥府を支配していた3体です。
| 悪魔 | 司る魔法 | 人間側との関係 |
|---|---|---|
| ルチフェロ | 重力 | ダンテ |
| アスタロト | 時間 | ルシウス |
| ベルゼブブ | 空間 | ゼノン |
重力・時間・空間。
どれも通常の属性魔法とは明らかに性質が違い、世界そのものの法則へ干渉するような能力です。
この3体が「冥府の支配者」として扱われていたことを考えると、悪魔の中でも別格だったことが分かります。
特にルチフェロについては、ルチフェロの正体と強さで顕現時の戦闘やリーベとの因縁を詳しく解説しています。
ゼノンと契約したベルゼブブについても、ベルゼブブの正体と空間魔法で詳しく整理しました。
そして最終章まで含めて考えると、この3体の中でもアスタロトの存在は物語全体の構造に大きく関わっている点が非常に重要です。
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ブラッククローバーの悪魔強さランキングTOP10
強さランキングの基準|階級だけでなく作中実績も考慮
ここからは悪魔の強さをランキング形式で整理します。
ただし、公式から悪魔全員の明確な1位~10位が発表されているわけではありません。
そのため本記事では、
- 冥府での階級
- クリフォトでの位置
- 魔力量
- 魔法の危険性
- 作中での戦闘実績
- 他キャラクターからの評価
を総合して順位を考察します。
💡 考察ポイント
アスタロトやベルゼブブのように本体での戦闘描写が少ない悪魔は、作中の設定上の格を重視しています。そのため「直接対決すれば必ずこの順番になる」というランキングではありません。
1位~5位|ルチフェロを頂点に最上位悪魔が並ぶ
1位:ルチフェロ
現時点で最も「悪魔最強」と呼びやすいのはルチフェロでしょう。
重力魔法を司り、「悪魔の王」「魔王」と呼ばれる存在。
しかもスペード王国で戦ったルチフェロは完全な状態ではありません。
それにもかかわらず魔法騎士団長クラスをまとめて圧倒し、メレオレオナやヤミたちですらまともに押し切れないほどの力を見せました。
完全顕現していない状態であれほどの戦闘力を持っていたことを考えると、純粋な魔力・肉体能力では悪魔の頂点候補と考えてよいでしょう。
2位:アスタロト
2位は時間魔法を司るアスタロトです。
ルチフェロ、ベルゼブブと並んで冥府を支配していた三体の一角であり、ルシウス・ゾグラティスと契約していました。
時間への干渉は、他の属性魔法と比べても極めて強力です。
ただしアスタロト本人の本格的な戦闘描写は限られているため、2位という順位はあくまで冥府での立場と時間魔法の危険性を重視した評価です。
私としては、完全なアスタロト本人の戦闘が描かれていれば、ルチフェロと1位を争っていた可能性も十分あると感じます。
3位:ベルゼブブ
3位は空間魔法を司るベルゼブブ。
ゼノンへ悪魔の力を与えていた存在で、アスタロト、ルチフェロと並ぶ冥府の支配者です。
空間そのものを支配する能力は非常に厄介で、ゼノンが使用した空間魔法でも敵の魔力支配を妨害するほどの力を見せています。
本体の戦闘描写が少ないため断定は難しいものの、設定上はルチフェロやアスタロトと同格帯に置くべき悪魔でしょう。
4位:メギキュラ
4位は呪符魔法のメギキュラです。
ヴァニカに力を与え、ノエルの母アシエ・シルヴァやハート王国女王ロロペチカへ呪いを及ぼした存在です。
メギキュラの恐ろしさは、単純な火力ではありません。
呪いによる弱体化、生命への干渉、相手の魔法への対処など、戦闘ルールそのものを崩すような能力を持っています。
しかも完全顕現前の段階でもノエルたちを苦しめました。
詳しい能力については、メギキュラの正体と強さで掘り下げています。
5位:ルキフグス
5位はルキフグス。
ファウスト家が契約を試みた最上位悪魔であり、ナハトが過去に召喚したことで悲劇を引き起こしました。
契約の儀式によって力を制限された状態でありながら、その場にいたファウスト家の人々を圧倒するほどの力を見せています。
さらに最終章ではモルゲン側の力とも深く結び付き、改めて最上位悪魔としての格を示しました。
戦闘描写の量こそルチフェロより少ないものの、冥府の三支配者を支える存在という立場からも相当な上位だと考えられます。
6位~10位|アドラメレク・リリス・ナハマー・ザグレドも危険
6位:アドラメレク
アドラメレクはルチフェロ顕現時に姿を現した最上位悪魔です。
最大の特徴は、あれほどの戦場にいながらほとんど本気で戦わなかったことでしょう。
ルチフェロの命令にも素直に従わず、戦況を眺めながら行動する姿は、単純な部下とは違う不気味さがあります。
能力の全容が明かされていないため順位を上げにくいものの、最上位悪魔としての格を考え6位としました。
7位:バアル
バアルも最上位クラスに位置する悪魔の一体です。
最終章ではダムナティオ・キーラが聖騎士となった際、その悪魔の力が利用されています。
大気へ干渉する能力は広範囲戦で非常に強力ですが、悪魔本人としての直接戦闘描写が十分ではありません。
そのため現状では、設定上の格を中心に評価しています。
8位:リリス&ナハマー
リリスとナハマーはクリフォトの門が開いたことで現世へ現れた最上位悪魔です。
リリスは魔氷、ナハマーは魔炎を操ります。
しかも通常の炎や氷とは異なり、ナハトでも簡単には対処できないほど規格外。
さらに片方が倒されると、残った一方がもう一方を取り込んで融合できます。
私はこの2体については「1体ずつの強さ」より、2体セットで戦うことを前提にした設計そのものが恐ろしいと感じます。
9位:ザグレド
最上位悪魔ではありませんが、戦闘実績なら決して軽視できないのがザグレドです。
言霊魔法の汎用性は極めて高く、魔導書まで手に入れた状態では多数の強者を同時に相手取りました。
ただ、スペード王国編で最上位悪魔たちが登場したことで、悪魔社会全体で見ればザグレドすら頂点ではなかったことが明らかになります。
エルフ編当時の絶望感を知っていると、この事実はかなり衝撃的でした。
10位:リーベ
10位にはリーベを入れました。
ただしこれは、かなり特殊な順位です。
悪魔単体として見ればリーベは魔力を持たない最下級。
純粋な悪魔同士の魔力量比較なら、最上位悪魔とは比べものになりません。
しかし反魔法という能力だけを見ると評価が一変します。
魔法を前提に戦う世界で、その魔法そのものを打ち消せる能力は唯一無二です。
リーベは「最下級なのに最強候補」という特殊な存在
ランキングを見ると、「リーベはルチフェロを倒したのだからもっと上では?」と思うかもしれません。
ここで重要なのが、リーベ単独とアスタ+リーベの悪魔同化は分けて考える必要があるという点です。
リーベだけなら、魔力を持たない最下級悪魔です。
しかしアスタと組むことで、
- アスタの身体能力
- 五つ葉の魔導書
- 複数の反魔法の剣
- リーベの反魔法
- 悪魔同化
が組み合わさります。
その結果として、最上位悪魔にも届く戦闘力を生み出しました。
⚔️ 強さ・能力のポイント
- 悪魔としての階級:最下級
- 魔力量:生まれつきゼロ
- 特殊能力:反魔法
- アスタとの相性:極めて高い
- 悪魔同化時:最上位悪魔へ対抗可能
つまりリーベは「悪魔そのものの格では最下級、アスタとの組み合わせでは最上位悪魔を倒せる」という、ランキングでは測りにくい存在なのです。
アスタとリーベが力を重ねる仕組みについては、アスタの悪魔同化と強さの解説で詳しく紹介しています。
またスペード王国編では、ダンテ・ヴァニカ・ゼノンという悪魔憑きが物語の中心になります。
3人と契約悪魔の関係をまとめて確認したい方は、ダークトライアドの正体と契約悪魔も参考にしてください。
この記事の総括
📌 ここでのポイント
- 悪魔には最上位・上位・中位・下位という序列がある
- 冥府の頂点にはルチフェロ・アスタロト・ベルゼブブが存在していた
- ルチフェロは作中でも「悪魔の王」と呼ばれる最強候補
- メギキュラ、ルキフグス、アドラメレクなども最上位クラス
- ザグレドは上位悪魔ながら言霊魔法と魔導書によって非常に高い戦闘力を持つ
- ナハトはギモデロ・スロトス・プルメデ・ワルグナの4体を使役する
- リーベは魔力を持たない最下級悪魔
- ただし反魔法は最上位悪魔にも通用する極めて特殊な力
- アスタとの悪魔同化によって、リーベの力は悪魔社会の序列を覆す
『ブラッククローバー』の悪魔は、単に「強い敵」として登場するだけではありません。
ルチフェロを頂点とした冥府の序列、ダークトライアドとの契約、ナハトの悪魔同化、リーベとアスタの関係など、悪魔という存在そのものが作品の世界観と物語の核心へ深く結び付いています。
そして個人的に最も面白いのは、圧倒的な魔力を持つ最上位悪魔たちに対して、最後に大きな脅威となるのが「魔力を持たず、冥府では最弱だったリーベ」だという点です。
力によって序列が決められる冥府の常識を、アスタとリーベという2人の落ちこぼれが覆していく。
悪魔の一覧や強さを知ったうえでスペード王国編を読み返すと、それぞれの戦いが持つ意味もかなり違って見えてくるのではないでしょうか。
TVアニメ2nd Seasonで描かれる戦いを整理しておきたい方は、スペード王国攻略編のあらすじと見どころもあわせてチェックしてみてください。
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