『野生のラスボスが現れた!』で、黒翼の覇王ルファス・マファールを倒したと伝えられる七英雄。
「七英雄には誰がいる?」「正体はルファスの元仲間?」「あれほど強いルファスを、どうやって封印した?」と気になった方もいるのではないでしょうか。
七英雄は、かつてルファスと関わりの深かった七人の実力者ですが、彼女との対立や封印には、女神アロヴィナスの干渉とルファス側の計画が重なっています。
ただし、七人全員が同じ事情で戦ったわけではなく、ベネトナシュの立場や、200年後に再会するミザールの正体にも注意が必要です。
この記事では、七英雄の一覧と人物像、ルファスを封印した経緯、十二星天との違いを順番に整理します。
📝 この記事のポイント
- 七英雄の名前・異名・種族を一覧で確認できる
- ルファス復活時点で存命なのはメグレズ・メラク・ベネトナシュの三人
- ミザールは本人の肉体と、人格を写したゴーレムを区別する必要がある
- 七英雄との対立には女神の干渉があり、封印の裏ではディーナも動いていた
- 七英雄・覇道十二星天・魔神族の七曜は、それぞれ異なる集団
⚠️ 注意・ネタバレ
この記事は、原作の人物紹介・Web版の描写を軸に、七英雄の生死、200年前の対立、封印の仕組み、ディーナの関与などに触れます。
アニメや漫画でまだ確認していない展開を含むため、先の真相を知りたくない方はご注意ください。
【野生のラスボス】七英雄一覧|正体と200年後の姿を整理
📌 ここでのポイント
七英雄は誰?名前・異名・種族を一覧で確認
七英雄とは、200年前にルファスへ立ち向かい、彼女の支配を終わらせたと伝えられる七人です。
まずは名前と立場を、ルファスが復活した時点の状況と合わせて確認しましょう。
| 名前 | 異名 | 種族 | 主な特徴 | ルファス復活時点 |
|---|---|---|---|---|
| アリオト | 剣王 | 人間 | 剣の達人で、七英雄のリーダー的存在 | 故人 |
| ドゥーベ | 獣王 | 獣人 | 白熊の姿をした格闘戦の実力者 | 故人 |
| ミザール | 鍛冶王 | ドワーフ | ゴーレムや建造物の錬金術に優れる | 本人は故人、人格を写したゴーレムが存在 |
| フェクダ | 冒険王 | 小人族 | 弓を使い、各地を旅していた人物 | 故人 |
| メグレズ | 賢王 | エルフ | 魔法に優れ、スヴェルを建国 | 存命 |
| メラク | 天空王 | 天翼族 | ギャラルホルンの建国者 | 存命 |
| ベネトナシュ | 吸血姫 | 吸血鬼 | ルファスを強くライバル視する戦闘者 | 存命 |
七英雄の中心にいるのは、ルファスと同じ時代を生き、彼女の強さや人柄を知っていた人々です。
遠い国から突然現れた七人の討伐者、と捉えるだけでは、再会したときの複雑な反応を理解しきれません。
私は、一覧で種族を並べると、異なる種族の実力者が同じ時代に集まっていたこと自体が、この世界の大きな転換点だったと感じます。
アリオト・ドゥーベ・フェクダ|200年後には会えない英雄たち
アリオトは剣王と呼ばれ、勇者のクラスも持つ、七英雄のリーダー的存在です。
ただし、「勇者」という言葉が付くからといって、200年後に召喚される南十字瀬衣と同じ人物ではありません。
瀬衣は物語の現在に地球から召喚される少年であり、アリオトは200年前の七英雄の一人です。
アリオトが残した重要なものに、レーヴァティンを守る結界があります。
魔神王との戦いに敗れた後、自分の命を使って国を守る術を残しており、その働きは本人の死後も人々の生存につながっています。
ドゥーベは白熊の獣人で、獣王の名にふさわしい身体能力と格闘技術を持つ人物です。
原作後半の戦闘でも、単に力任せに殴るだけではない、技術を伴った強さが描かれています。
フェクダは小人族の冒険王で、弓を使う七英雄です。
小柄な姿や人物としての印象と、英雄としての戦闘力は分けて考える必要があります。
この三人とミザール本人は、ルファスが復活する200年後の時点では、すでに亡くなっています。
私は、ルファスが戻ってきても、かつての仲間全員と同じ形で再会できるわけではない点に、200年という時間の重さを感じます。
なお、後の英霊としての登場は、元の肉体で生き続けていたことを意味しません。
メグレズとメラク|英雄として称えられても消えない後悔
メグレズは、魔法と学問の国スヴェルを建国したエルフの賢王です。
ルファスとはかつて共に冒険した仲間であり、200年後も彼女との出来事を覚えています。
しかし、人々から英雄と称えられる一方で、自分たちがルファスを倒した判断は正しかったのかと苦しみ続けています。
ルファスを失った世界が魔神族に追い詰められたため、勝利を誇るだけでは済まなくなったのです。
メラクは、天翼族の国ギャラルホルンの建国者で、天空王と呼ばれる人物です。
彼もまたルファスを討った過去を悔いており、200年後の姿には、心身の傷が表れています。
魔神王との戦いで片翼を奪われているため、「天空王なのに、なぜ片翼しかないのか」という疑問も、ルファスとの決戦後の歴史につながります。
二人の後悔は、ルファスへの恐怖だけでなく、友を失い、その後の世界を守りきれなかった責任とも結び付いています。
私は、勝った側が胸を張れず、倒されたはずのルファスとの再会によって過去を見つめ直す構図に、この作品らしさを感じます。
ミザールは生きている?再会相手は人格を写したゴーレム
ミザールは、ゴーレムや建造物の錬金術に秀でたドワーフの鍛冶王です。
ブルートガングを築き、リーブラの製作にも深く関わった技術者として、物語の複数の設定をつなぐ人物でもあります。
ここで押さえたいのが、ミザール本人の肉体はすでに失われているものの、その記憶と人格を写したゴーレムがブルートガングの中枢に存在することです。
したがって、「ミザールは死亡済み」と「ルファスがミザールと再会する」という説明は、必ずしも矛盾しません。
元の本人と、本人の人格を受け継ぐ存在について、それぞれ説明しているからです。
しかも、このゴーレムは単なる国の管理装置にとどまりません。
人格を写された後、元のミザールが少しずつ変わっていく様子を、別の視点から見ていました。
そのため、200年前のミザールが抱いたルファスへの敵意について、本人の記憶だけでは分かりにくい異常を指摘できます。
私は、この仕組みが、鍛冶王らしい技術を人物描写と謎解きの両方に結び付けているところが面白いと感じます。
リーブラの成り立ちや戦闘能力も合わせて知りたい方は、リーブラの強さ・能力とブラキウムを解説した記事も参考にしてください。
ベネトナシュだけは別事情|ルファスと戦いたかった吸血姫
ベネトナシュは、七英雄の一人である吸血姫です。
彼女を理解するうえで重要なのは、ルファスを自分の手で倒すことに、強いこだわりを持っている点です。
ほかの英雄たちのように、ルファスへ敵対したことを同じ形で悔いているわけではありません。
ベネトナシュは、女神に操られた結果として仕方なく戦った人物、と一括りにしてはいけない存在です。
原作でも、彼女が操られずにルファス失脚へ関わったことが示されています。
そのため、「七英雄は全員が洗脳されていた」とまとめると、彼女自身の意思と、ルファスへの執着を取り落としてしまいます。
また、ベネトナシュの敵意は、誰でもよいからルファスを倒してほしいというものではありません。
ルファスを倒す役目は自分のものだという意識があるからこそ、別の相手に追い詰められた彼女を助ける側へ回ることもあります。
私は、この矛盾するようで一貫した態度が、二人の関係の魅力だと思います。
かつての敵だから最後まで敵、という単純な関係ではなく、互いの強さを知る者同士として物語に関わっていくのです。
七英雄と十二星天は別集団|魔神族の七曜とも区別しよう
本作には、七英雄、覇道十二星天、七曜という複数の集団が登場します。
名前だけで覚えようとすると混ざりやすいため、ルファスとの関係から整理すると分かりやすくなります。
| 集団 | 基本的な立場 | 代表的な人物 |
|---|---|---|
| 七英雄 | 200年前にルファスへ敵対した英雄たち | アリオト、メグレズ、ミザールなど |
| 覇道十二星天 | ルファス直属の配下たち | アリエス、リーブラ、レオンなど |
| 七曜 | 魔神族の幹部たち | ルーナ、メルクリウス、ユピテルなど |
例えば、メグレズを襲うアリエスは七英雄ではなく、ルファスを慕う十二星天の一人です。
彼から見れば、メグレズは大切な主を裏切った相手であり、封印への怒りが攻撃の理由になっています。
つまり、同じ200年前の出来事でも、人々にとっては英雄の勝利、配下たちにとっては主を奪われた事件となります。
私は、この視点の違いを意識すると、復活直後のルファスが置かれた難しい立場も理解しやすくなると感じます。
十二星天側の人物や戦力を整理したい方は、十二星天の強さを比較したランキング記事をご覧ください。
七英雄はなぜルファスを封印した?200年前の対立と真相
📌 ここでのポイント
元仲間はなぜ敵になった?女神が憎悪や嫉妬を増幅させた
ルファスと七英雄の対立は、仲間同士が普通に意見を違えただけの出来事ではありません。
背景には、女神アロヴィナスが人々の認識や感情へ干渉し、ルファスと対立するように誘導した事情があります。
ルファスが強大になり、魔神王だけでは対処しきれない存在になったことで、女神は彼女の周囲へ働きかけました。
その結果、仲間たちの憎悪や嫉妬が増幅され、ルファスへ刃を向ける状況が作られていきます。
ミザールのゴーレムが語る、元の自分がおかしくなっていったという記憶は、その異常を読み解く重要な手掛かりです。
ただし、ミザールが語る各人への接触時期には推測も含まれるため、全員が同じ場所で一度に操られたと決め付けるべきではありません。
そして、先ほど触れたベネトナシュには、もともとのルファスへの強い対抗心があります。
対立全体には女神の介入があるものの、七人それぞれの意思や事情まで同じだったわけではないという整理が大切です。
私は、かつて仲間だった者の感情を利用して争わせる点に、単なる強敵との戦い以上の厳しさを感じます。
ルファスは本当に弱かった?勝っても守れないものがあった
七英雄がルファスを倒したという歴史を知ると、七人が組めば彼女の全力を上回れたのかと考えたくなります。
しかし、封印の経緯は、戦闘力の足し算だけでは説明できません。
原作で明かされるルファスには、敵対した仲間たちを力で倒して、戦闘そのものには勝つという選択肢がありました。
それでも、友や部下を失い、自分が守ろうとした国を傷つければ、勝利しても王として残せるものがなくなってしまいます。
さらに、背後の女神が世界を崩壊させる力を動かせば、人々を守るという目的も果たせません。
ルファスが考えたのは、目の前の戦いに勝つ方法だけでなく、大切なものを失いきらずに一度退く方法でした。
このため、七英雄との決戦を、そのまま七英雄とルファスの厳密な強さ比較に使うことはできません。
七英雄に実力がなかったわけではありませんが、封印という結果には、ルファス自身の判断も関わっています。
私は、この場面に、圧倒的な力を持っていても、その力を振るうだけでは解決できない問題があると感じます。
ルファス自身の正体や本来の力については、ルファスの正体・強さと中身の真実を解説した記事で詳しく整理しています。
封印の決め手は誰?メグレズの魔法にディーナが仕掛けを重ねた
封印の場面で区別したいのは、周囲から見えた出来事と、裏側で実行されていた計画です。
Web版では、メグレズがルファスへ封印魔法を使おうとしたタイミングに合わせ、ディーナがエクスゲートを発動させています。
そして、ルファスを亜空間へ移しました。
ルファスはあらかじめこの移動に同意していたため、ディーナの術は計画どおりに成立します。
🔖 封印の場面は二つに分けて理解
- 表向きの出来事:七英雄がルファスに勝利し、封印した
- 裏側の仕組み:ディーナが魔法の発動に合わせ、同意済みのルファスを亜空間へ移した
ここから分かるのは、ディーナが封印に関わったという事実だけで、彼女をルファスの敵と判断してはいけないことです。
一度ルファスを表舞台から退かせることは、女神を欺き、その後の反撃へつなぐ計画の一部でした。
一方、七英雄全員がその計画を共有し、協力していたわけではありません。
実際にルファスへ敵対していた英雄たちと、その戦いを別の目的に利用したルファス・ディーナ側を分ける必要があります。
私は、この違いを知った後に序盤を振り返ると、封印に関する説明の印象が大きく変わると感じます。
ディーナが見せる複数の顔については、ディーナの正体と裏切り・オフューカスの真相を解説した記事も合わせて読むと整理しやすくなります。
英雄の勝利で平和にならなかった理由|失われた世界の均衡
ルファスの封印後、世界に安定した平和が訪れたわけではありません。
彼女の強大な力は、人々に恐れられると同時に、魔神族の活動を抑える役割も果たしていました。
そのルファスが消え、配下や人類側の戦力もまとまりを失ったことで、魔神族が動きやすくなります。
英雄たちも対抗しましたが、魔神王オルムとの戦いでは敗北し、身体の一部を奪われるなどの大きな傷を負いました。
メグレズの脚、メラクの翼、ミザールの腕といった損傷は、ルファスを封印したときではなく、その後の魔神王との戦いにつながるものです。
ルファスを倒した戦いと、魔神王に敗れた戦いは、別の出来事として整理しましょう。
さらに200年が過ぎれば、当時の実力者の全員が生き続けられるわけではありません。
アリオトたちを失い、残る英雄も傷や後悔を抱えたことで、人類側は厳しい状況へ追い込まれていきました。
私は、七英雄を単なる裏切り者として片付けるより、勝利の後に守るべき世界を支えようとして、傷ついた人々として見るほうが理解しやすいと思います。
彼らの過ちが消えるわけではありませんが、その後も何もせずにいたわけではないのです。
七英雄の正体は日本人プレイヤー?ゲームと実在の人物を分けよう
物語の序盤では、主人公の記憶にある七英雄は、オンラインゲームで共に遊んだ仲間たちとして語られます。
そのため、七英雄も全員が地球から転移したプレイヤーなのかと考えやすくなっています。
しかし、ミズガルズに実在する英雄と、ゲーム内でその名前を使っていたプレイヤーは、同じ存在として扱えません。
後に明かされる事情では、ディーナがゲーム側のプレイヤーを誘導し、実在の七英雄に対応する名前や役割を与えていました。
ゲームの中で七英雄を演じていた人々と、200年前のミズガルズで実際に生きていた七英雄を区別することが、正体を理解する鍵です。
この世界の人物たちは、主人公の知っているゲームの設定をなぞるだけの存在ではありません。
それぞれが現実の時間を生き、国を作り、傷つき、亡くなり、あるいは200年後まで後悔を抱え続けています。
私は、この違いが分かると、ルファスがかつての仲間を探す旅にも、別の重みが生まれると感じます。
思い出のゲーム仲間を訪ねる気持ちと、本人たちが実際に歩んだ歴史との間には、大きな隔たりがあるからです。
七英雄を原作・アニメで追うなら、再会する順番に注目
七英雄に注目して読み返すなら、メグレズ、メラク、ミザールとの再会で、何が新しく分かるのかを追ってみてください。
メグレズとの再会では封印後の世界と後悔が、メラクの国では現在の混乱や英雄の傷が、ミザールとの再会では200年前の異常が見えてきます。
アニメ第16話「鍛冶王ミザールが現れた!」の公式あらすじでも、ミザールが200年前の最終決戦や女神に関する情報を語ることが紹介されています。
ただし、一つの再会だけで封印の全容が明かされるわけではありません。
後から分かるディーナの行動やルファスの判断までつなげることで、最初の英雄譚が違って見えてきます。
Web版で確認する場合は、第69話のミザールとの対話、第159話の過去の計画、第160話のルファス自身に関する説明が、理解の手掛かりになります。
Web版の話数を、そのまま書籍版や漫画版の話数へ置き換えないようにしましょう。
私は、最初から真相だけを追う読み方に加えて、各英雄がルファスを見た瞬間にどんな態度を取るかを見比べるのも面白いと思います。
原作は、作者・炎頭さんによるWeb版『野生のラスボスが現れた!』でも確認できます。
アニメから原作へ進みたい方は、第2期と原作小説・漫画の対応を整理した記事も参考にしてください。
📚️ 小説・漫画で七英雄との再会を楽しむ
書籍で読みたい方は、原作小説と漫画版『黒翼の覇王』を間違えないよう、作品名と巻数を確認してください。
BOOK☆WALKER:初回購入額の税抜50%をコイン還元
初回の1決済・200冊までが対象で、通常は会員登録から30日以内などの条件があります。
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この記事の総括
📌 ここでのポイント
- 七英雄はアリオト・ドゥーベ・ミザール・フェクダ・メグレズ・メラク・ベネトナシュ
- ルファス復活時点の存命者はメグレズ・メラク・ベネトナシュ
- ミザール本人は故人だが、記憶と人格を写したゴーレムが残っている
- ルファスとの対立には女神の干渉があるが、ベネトナシュは同じ事情ではない
- 封印の裏では、ルファスとディーナが一度退くための計画を進めていた
- 七英雄との決戦結果だけで、全員の強さを単純に比較することはできない
七英雄は、黒翼の覇王を倒したという一つの功績だけでは説明できない人々です。
ルファスを知る仲間でありながら敵対し、その後は失った世界の均衡や、自分たちの判断の重さと向き合うことになりました。
一方のルファスも、彼らを力で倒せばすべて解決するわけではなく、守りたいもののために別の道を選んでいます。
七英雄の物語は、誰が勝ったかだけでなく、なぜ戦い、その後に何を失い、何を守ろうとしたかに注目すると、より深く楽しめます。
一覧で人物関係をつかんだら、メグレズやミザールとの再会、そしてベネトナシュの一貫した態度を、改めて読み返してみてください。


